認証翻訳
オーストリアの役所、裁判所、またはその他の公的機関に提出する書類などは、単なる翻訳ではなく認証翻訳が必要とされます。このような認証翻訳はオーストリア公認法廷通者・認定翻訳者のみが作成することができます。日本の司法通訳士と違い、語学はもちろんのこと、法律でも国家試験を受け、司法省に属しております。
翻訳の認証は大使館、エージェントなどの機関を通さずにすることができますので、翻訳文を認証後、書留郵便で直接にお届けする簡単かつ迅速な認証翻訳サービスです。
認証翻訳の流れや料金などに関しては以下の通りになります。
デジタル認証翻訳
2020年より、ネット上での申請などに便利なデジタル認証翻訳を発行することが可能になりました。翻訳作業が終わり次第、デジタル署名されたPDFデータをお送りいたします。印刷せずにそのまま申請などにご利用になれます。
※デジタル認証翻訳を受理しな い機関もあります。関係機関に直接お問い合わせください。
アポスティーユについて
アポスティーユは、1961年のハーグ条約(外国公文書の認証を不要とする条約)に基づき、日本の官公署、自治体などが発行する公文書に対して外務省が証明のことです。これにより、ハーグ条約の加盟国間(日本とオーストリアを含む)における文書の認証手続きが大幅に簡略化されます。
日本で発行された公文書をオーストリアで使用するには、外務省によるアポスティーユ認証が必要です。アポスティーユ認証は、認証翻訳の発行前に取得しておかなければなりません。
アポスティーユの取得方法や必要性についてご不明な点がございましたら、私までお気軽にお問い合わせいただくか、提出先の機関へ直接ご確認ください。
認証翻訳の流れ
02
アポスティーユ取得
アポスティーユが要求される場合、認証翻訳を依頼される前にご入手ください。アポスティーユについては外務省のホームページをご覧ください。
03
翻訳・認証
翻訳の認証は翻訳が完了してから直接に行います。翻訳料以外に「認証料」などは一切掛かりませんので、ご安心ください。
04
お引渡し
認証後、書類を書留郵便で郵送いたします。在日オーストリア大使館は、認証翻訳のスキャンも受け付けていますが、オーストリア国内における申請・書類提出などには紙媒体の翻訳文が必要になります。
翻訳料金
戸籍謄本・戸籍抄本、出生届け、運転免許証、婚姻要件具備証明書、または商業登記簿などの、法律上の取り引きによく使われる書類は通常EUR 96からEUR 132(20%消費税込)となります。
一般的に使われる書類以外の翻訳は独文の行数(一行は55文字とみなす)での計算になります。
お見積書を無料で作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
翻訳の納期など
法律上の取り引きによく使われる書類の認証翻訳は通常、数日以内に完成します。お急ぎの場合は優先的に作業に入る事も可能ですので、24時間サービスについてはお気軽にご相談ください。
認証翻訳は翻訳・認証後、書留郵便でお届けいたします。所要日数は以下の通りになります。
日本国内 2日~6日
オーストリア国内 1日
ヨーロッパ内 2日~4日
日本からの依頼は、ご依頼を承ってから通常3日~7日以内にお届けします。
下記書類の翻訳依頼を随時承っております。
個人向け
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出生届、婚姻届
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婚姻要件具備証明書、婚姻届受理証明書
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離婚届証明書
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死亡届、死亡診断書
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戸籍謄本・戸籍抄本、原戸籍謄本、住民票
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在住許可
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宣誓供述書
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成績証、学歴証明書、卒業証明書、推薦状
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運転免許証
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銀行の残高証明書
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税務書類など
法律関係
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民法・刑法・商業法・行政法・労働法などに関わる全ての書類
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規則、 協定、条約など
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裁判所の調書・判決など
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訴状、答弁書
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弁論要旨、弁護人選任届
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告訴、刑事処分に関する書類
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証拠調べに関わる書類
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裁判外の和解など
企業向け
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法人設立に関する全ての書類
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定款
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契約書(売買契約・守秘契約など)
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一般取扱約款
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決算報告書、年度貸借対照表
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議事録
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商業登記簿
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委任状
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信託法関係契約書
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労働契約書など
公正証書
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公証書
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遺言書
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贈与契約書
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委任状
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婚前契約書
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その他の意思表示